中古太陽光発電所とは

中古太陽光発電所とは？需要が加速している「中古太陽光発電所」とは何か？
太陽光発電投資をお考えの方は必見です。

FIT制度の導入以降、固定された売電価格により安定した収益を得られると人気の投資が「太陽光発電」です。そして現在、新たな取引として注目を集めているのが「中古太陽光発電所」です。
今回は、太陽光発電投資への参入をお考えの方に、中古太陽光発電所ならではの特徴も踏まえてご紹介します。

中古太陽光発電所とは？

ここ最近、中古の太陽光発電所物件が広く出回っています。そして、投資を検討している方も新規の太陽光発電所だけでなく、中古の発電所を購入しようという方も増えています。
中古太陽光発電所とは、すでに電力会社との連携や太陽光発電システムの設置などが済み、すでに稼働が始まっている発電所のことを指します。政府から施行されている固定価格買取制度により中古太陽光発電所として稼働しているものは、すでにいくらかの時間が過ぎてはいますが、それでも需要が増えている背景にはいくつか理由があります。

中古太陽光発電所が増えている理由

ここ数年で中古太陽光発電所の売買が活発になり、その需要がますます増えている状況にあります。
中古太陽光発電所の需要が増えた背景には、一つに太陽光発電所のオーナーが減価償却というメリットを達成したことが挙げられます。償却という目的のために太陽光発電所を建設したオーナーの多くは、もともと太陽光発電所を長い間保有しようとは考えておらず、目標達成後には出来るだけ早く売りに出して現金化したいと考えるわけです。
そのほか、現実的なコストが負担に感じて、太陽光発電を売却したいと考える方もいるようです。物件によっては土地柄トラブルが多いことから、メンテナンスや部品交換などのコストが想定外にかかり、思ったような収益が得られないという問題から太陽光発電所の売却を考える方もいるようです。
消耗品である太陽光発電システムは経年劣化が起こりますし、管理や整備などを踏まえた上で物件選びをしないとこのような事態に陥ることがあります。このほか、オーナーによっては急に現金が必要になったことが理由で太陽光発電所を手放すということもあります。
【Rナビ】では、太陽光発電所の物件を売りたいという販売者様、そして新規物件や中古物件を購入して太陽光発電投資をお考えの購入者様（個人、法人様）を豊富な実績ノウハウでつなぐサポートを致します。業界初の登録料や仲介手数料が完全無料で販売業者様の負担をなくすことで、お客様の条件に合った最適な条件の良い物件をご提供させていただきます。

中古太陽光発電所物件を選ぶときの注意点

いま注目の中古太陽光発電所ですが、実際に物件選びをするときにはいくつか注意しておきたいことがあります。
たとえば、今回ご紹介している中古太陽光発電所が増えている理由によっては、購入後すぐに太陽光発電システムの修理や部品の効果をしなければならない場合があります。そのため、物件選び前には出力低下やパワーコンディショナーの劣化など、性能に関してもよく確認しておく必要があります。
また、中古の場合はすでに稼働が始まっていることから、固定価格買取制度も同じく開始されています。固定価格買取制度では固定された価格で最長20年間売電できる制度ですが、すでに7年の稼働実績がある太陽光発電所の場合は中古で買い取った時点では残りの期間が13年となります。中古で購入した後に適用期間が1年目からスタートするわけではないので注意が必要です。
【Rナビ】では、中古の太陽光発電物件をはじめ、新規や賃貸の中古太陽光物件などを多数ご用意しております。土地付き太陽光発電に関するご不明点などござましたら、ぜひ一度ご相談・お問合せくだい。

中古太陽光発電所購入のメリット

今こそ買い時！話題沸騰中の「中古太陽光発電所購入のメリット」をご紹介します。
さまざまな投資方法がある中で、2012年に施行された固定価格買取制度（FIT制度）による売電価格の固定、利回りの高さなどが注目されて一躍普及したのが太陽光発電投資です。とはいえ、太陽光発電を購入したオーナーの中には節税対策や償却を目的に投資をしたという人も多く、現在ではその目的を達成したことで今度は早い段階で現金化しようと、「中古太陽光発電所」として売却に出される方が増えています。

①実績があるから安心して購入できる

中古太陽光発電所購入の最大のメリットは、「実績をもとに事業計画を立てやすい」という点にあります。一般的に、新規で太陽光発電所を購入する場合は、発電に関するシュミレーションなどをもとに、事業計画を立て、予想される表面利回りを計算します。一方、中古太陽光発電所はすでに稼働していることから、これまでの発電実績データをみることで良し悪しなどを判断できるため購入する方にとっては非常に安心できるポイントです。

②より売電単価が高い物件を選ぶことができる

FIT制度の施行により、最長20年間は電力会社への売電価格が固定されたことにより、多くの投資家が太陽光発電投資に参入しました。2012年の制度施行された当初は、売電単価が40円とされ非常に利回りが高いと注目されましたが、2016年度にはその価格が24円にまで下がっています。
しかし、ここで大きな注目を集めることになったのが「中古太陽光発電所」です。中古太陽光発電所はすでに稼働している太陽光発電所を中古で販売していることから、新規購入当初の売電価格をそのまま引き継ぐことができます。そのため、これこそが中古太陽光発電所を購入するメリットともいえます。

③早い段階から売電収入を得られる

新規購入の場合は、太陽光発電システムを設置するための工事を行う必要があり、土地の状態によっては工事が長引くこともあるため、売電収入を得るまでに時間がかかってしまう恐れがあります。
一方、中古太陽光発電所の場合は、稼働済みの太陽光発電所を購入するため、土地の名義変更や振り込み方法などの手続きを済ませれば翌月から売電収入を得ることができます。場合によっては、契約直後から売電収入を得ることも可能なことが大きなメリットといえます。

リスク回避のために押さえておきたい「中古太陽光発電所購入のデメリット」について

中古太陽光発電所を購入すると、稼働実績があるから安心して購入できることや売電単価が高い物件を選べること、契約後から売電収入を得られるなど、さまざまなメリットがあります。その一方、中古太陽光発電所購入がデメリットになる点もあるため、リスクを回避するためにも事前に押さえておくと安心です。

①FIT制度の適用期間が短い

2012年のFIT制度（固定価格買取制度）が施行されて以降、電力会社への売電価格が固定されるようになり、それに伴い太陽光発電所投資に参入される方が急増しました。そして現在、減価償却という目的を達成した投資家の間で、今度は所有している太陽光発電所を売却して現金化しようという動きが加速しています。
購入者にとって中古の太陽光発電所は、これまでの稼働実績があることから安心して購入できるといったメリットがあります。
しかしその一方で、すでにFIT制度の適用が始まっている中古太陽光発電所を購入すれば、最長20年間の適応期間が短くなってしまうというデメリットがあります。
例えば、すでに5年稼働している太陽光発電所であれば、購入した時点での適応期間の残りは15年になるということです。
土地や太陽光発電システムの所有者から名義替えを行うため、FIT制度による適応期間や売電価格が変更されることはありませんが、新築当初の最終売電収益と比較すると中古太陽光発電所の最終売電収益はどうしても下がってしまいます。
とはいえ、イニシャルコストを大幅に削減できるため、最終的な実質利回りに関してはそれほど大きく下がることはないとされています。

②劣化による設備不良やトラブルに注意

中古として売りに出されている太陽光発電所の多くは、減価償却メリットを達成したオーナーさんが現金化のために売却する場合が多いですが、場合によっては「劣化による設備不良やトラブル」が原因で売りに出されている可能性もあります。
太陽光発電システムは、売電価格が最長20年固定されていることから、初期不良や数年のうちに大きな設備不良が起こることは滅多にありません。しかし、中には購入した土地の発電環境に問題があったために売却に出されるというケースも少なくありません。
そのため、中古太陽光発電所を購入する際には、信頼できる仲介業者を通して情報を収集し、事前にそのようなリスクを回避することが重要です。
このように、中古太陽光発電所物件を購入するまえには、メリットだけでなく、リスクとなるデメリットを知っておくだけでも失敗を未然に防ぎやすくなります。